HIV即日検査

 HIV即日検査とは、HIV抗体迅速診断キットを用いて検査(HIV抗体迅速検査)を行い、検査・相談の当日にスクリーニング検査の結果を伝える検査法です。検査は15分から20分程度で結果が出ますので、通常の抗体検査法(検査結果が判明するのに数日かかります)とことなり、気になる結果をすぐに確認できるのです。

 HIV抗体迅速検査は、通常の抗体検査法とほぼ同じ性能ですが、あくまでスクリーニング検査法の一つです。
そのため迅速検査で陰性の場合には、結果は陰性として確定します。しかし、迅速検査で陽性の場合には、異なる方法を用いた確認検査が必要となります。そのため、後日(通常1週間から2週間後)、改めて確認検査の結果を聞きに来ることが必要となります。

(HIV検査のホームページより)

 当クリニックでは感染のリスクのある行為から2ヶ月以上経過後に抗体検査をおすすめしております。 リスクのある行為から2週間以上・2ヶ月未満の場合はNAT検査の受診を検討してください。


HIV(NAT)検査

 HIV(NAT)検査とは核酸増幅検査のことで、HIVの場合にはHIVの遺伝子を増幅してHIVの検出をおこないます。
HIVに感染すると、体内ではまずHIVが増え、その後HIVに対する抗体が作られます。通常のHIV検査では血液の中にこのHIV抗体があるかどうかを調べますが、NAT検査では、抗体が作られる前から増えている血中のHIVを調べます。
 感染してから検査で陽性と分かるようになるまでの期間をウインドウ期間と言いますが、NAT検査では抗体検査に比べこのウインドウ期間をおよそ2週間短縮できます。従って、感染初期の非常に短い期間に関しては、NAT検査が特に有効です。つまり、感染のリスクのある行為から2−3週間しか経過しておらず抗体検査では感染を検出することができないような場合でも、NAT検査では感染を検出することが出来るということになります。
ただし、HIV感染では、通常、感染の1ヶ月後には抗体が検出され、その後は高い抗体価が持続しますから、通常のHIV検査法としては、抗体検査が最も一般的で信頼性も高い方法と言えます。

(HIV検査のホームページより)


B型肝炎即日検査

 B型肝炎の原因となるB型肝炎ウィルス(HBV)の抗原を検出するキットを用いて検査を行い、B型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを調べる検査です。
B型肝炎ウィルスはウィルス性の慢性肝炎を引き起こし、高率で肝硬変から肝臓ガンを発症するため、早期発見・早期治療が重要です。性交渉によってうつることもあるので、心当たりのある方はHIVと同時に検査されることをお勧めします。
 B型肝炎ウィルスはワクチンで予防することが可能です(医療関係者は通常ワクチンによる予防をしています)。
迅速検査の際にB型肝炎ウィルスに対する抗体があるかどうかの検査も行うことができます。(検査結果は2,3日後に判明します)


梅毒即日検査

 梅毒感染時に上昇する、抗トレポネーマ抗体を検出するキットを用いて検査を行います。梅毒はペニシリン系抗生物質により比較的完治しやすい性病ですが、放置すれば神経梅毒等の多彩な症状を引き起こし死に至ることもある恐ろしい病気です。梅毒に感染して皮膚に傷がある状態では、HIVやB型肝炎といった血液を介してうつる病気にかかるリスクが高くなります。自分には関係ないと思わずに、一度は検査しておくことをおすすめします。


検査費用

検査項目 検査費用
HIV即日検査 8,700円
B型肝炎即日検査 8,700円
梅毒即日検査 8,700円
HIV(NAT)検査 16,200円
      
      
      

診察料・相談料はかかりません。お気軽にご相談下さい。
初回のみカルテ代2,100円が必要です。

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2009.TOKYO STATION CLINIC