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クラミジア

クラミジア

クラミジアについて

クラミジア・トラコマティスという細菌の一種が性交渉で感染することにより、次のような症状を起こします。日本でも10~20代の女性の感染者が爆発的に増えていますので注意して下さい。咽頭にクラミジアが感染している場合にはオーラルセックスでも感染します。感染しても症状のでない潜伏期間は5日から14日程度といわれています。

症状

感染すると男性では、排尿時の痛み、尿道のかゆみを感じることが多いです。尿道炎による異常分泌液(軽症ではさらさらしていたり、重症になると膿状の粘液になります)もあります。女性は、膀胱炎・膣炎・子宮頚管炎によるおりもの(分泌物)の増加や下腹部の痛みがでることがあります。 しかし、感染した場合でも自覚症状の無い場合があり、男性で2人に1人、女性で5人に4人が感染に気付かないと言われています。症状がなくてもそのまま放置すると感染が広がり、女性では、子宮内膜炎、卵管炎、卵巣炎、子宮周囲炎、骨盤腹膜炎などをおこします。この段階になって初めて症状に気づき、腹痛等で病院を受診する人も多いようです。炎症が続くと不妊や異常妊娠の原因になるため、少しでも普段と違う症状があったら早めに相談しましょう。

検査

尿や分泌物を採取して、採取した検体中のクラミジア・トラコマティスに特異的な遺伝子を増幅し検出します。検出に数日が必要です。

治療

抗生物質の内服(飲み薬)による治療が一般的です。最近では一回の服用で持続的に効果のある抗生物質が開発されクラミジア治療に効果を上げています。一方で、薬剤耐性のある(特定の抗生物質の効きにくい)耐性菌もふえているので注意が必要です。

診察料・相談料はかかりません。お気軽にご相談下さい。初回のみカルテ代2,100円が必要です。

診療内容