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梅毒

梅毒

梅毒について

梅毒は梅毒スピロヘーター(もしくはトレポネマ・パリドウム)と呼ばれる病原微生物によって感染します。性行為による感染が主で、梅毒の病原体は、性交によって体の中の小さな傷口から体内に入り込みます。
現在では、あまり梅毒は耳にしません。しかし、外国や一部の場所では、まだまだ梅毒は残っています。あるデーターでは、500人に1人の割合で感染者がいるということです。梅毒は長い時間をかけて体をむしばんでいきますが、逆に早い段階で発見すれば問題ないことのおおい病気です。

症状

梅毒の症状は、4期に別れます。

第1期

感染後、20日ほどすると、体に丘疹(しこり・潰瘍)があらわれます。口の周り、性器、手、肛門、乳房など様々な所にあらわれます。痛みはありません。それから20日ほどすると、今度はこの症状が消えていきます。しかし体内の病原体が死滅したわけではありません。

第2期

感染後3ヶ月ほどすると、全身に赤い発疹ができます。アトピーや汗疹(あせも)の症状に似ていることもあります。赤い発疹がでると、次に再び丘疹が現れることもあります。同時に、風邪のような発熱をともなって倦怠感や疲労感に襲われます。この時、人によっては頭髪が抜け落ちることがあります。
この時期までの梅毒は感染性が強く、うつりやすくなっています。

第3期

感染してから3年ほどすると、顎、頭、骨、鼻、筋肉などにコブのような大きな出来物ができます。「ゴム腫」と呼ばれるやわらかい腫瘍で、顔や体が変形していきます。

第4期

神経梅毒は末期症状です。病原体は、神経を犯すことになります。

検査

採血をして、血中に梅毒に対する抗体があるかどうか調べます。皮膚に症状が現れている場合には直接病原体を検鏡することもあります。

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治療

ペニシリンを主とした抗生剤によって治療をします。基本的には内服ですが、病院によっては注射によって行うこともあります。
人や症状にもよりますが、初期であれば1ヶ月から2ヶ月ですみます。感染後3年ほどたって第3期に突入している場合は3ヶ月ぐらいの期間が必要になります。ただし、完全に治癒したかどうかを確認するには長い時間がかかります。症状が治まっても半年なり1年なりの定期検診が必要になることもあります。

診察料・相談料はかかりません。お気軽にご相談下さい。初回のみカルテ代2,100円が必要です。

診療内容